売りに出ている土地は限られていますので、まずは、いろいろな土地のパターン（特徴）を知ってご自身の好みを見つけてください。
では、さっそく行ってみましょう！

多少の傾きはあるかもしれませんが、正方形や長方形のいわゆる四角い土地です。ある程度形が整えられているため、形だけでみると建設しやすいと言われています。ただ、土地価格は高い傾向にあります。

入口が細くて、奥に開けた形を竿に旗を立てたような形に見立てて旗竿地（はたざおち）と呼ばれます。道路に面した間口が狭いことが多いため、車を縦列する必要があったり、狭小地では駐車ができなかったりすることもあります。また、工事をするための材料を大きなトラックなどで運び入れることができないので、少量に分けて運ぶ必要があり、工事費用は多少増える可能性があります。
ただ、デメリットばかりではありません。通りから離れた位置に建物を配置する場合が多いので、プライベート空間を作りやすいです。そして価格が安い傾向にあるのも魅力です。

土地の形状が三角だったり、いびつだったり、四角でない土地を指します。大手ハウスメーカーの建物はおおよそ四角い形状のため、場合によって建てられないこともあります。
四角でないというだけで、価格は安い傾向にあります。

土地の特徴をいろいろ知れたところで、ご自身の土地に対するこだわりを整理しましょう。
まずは、思いつくまま書き出してみる事をお勧めします。重なっているような要望でも、まずは出してみて、あとから同じ傾向のものをまとめていくと、気になっている部分が分かります。

土地に関しての要望が出たら、そこから優先順位をつけておきましょう。いざ選ぶ段階になった時、どうしても譲れないのか、できれば叶えたいものなのか、が明確になっていると、選びやすくなります。できれば、ご夫婦あるいはご家族で、その順位を話し合って決めているとよりスムーズに土地選びが進みます。反対に、優先がはっきりしていないと、土地の欠点だけが目に付き、候補があがっても決断できないでいる内に、ライバルに先を越されてしまうという結果になってしまいます。

ちなみに、春日井市で土地探しをされる場合は、やはり駐車場を複数台確保したいというご要望をよく伺います。駐車場に関してのコラムも書いていますので、参考にしてください。
■マイホームの駐車場は何台分必要？～春日井市の駐車場相場もお伝えします～

土地の要望をまとめたら、実際にその土地を見に行くことも大切です。WEBサイトで土地の写真をみて良さそうだと感じても、実際に行ってみると、そこにたどり着くまでの道が思いのほか狭かったり、近くに工場があって音がうるさかったり、近隣の状況が気になったりと、写真には写っていないところに落とし穴がある場合があります。そして実際に行ってみたら、気になる事が出てくるというのはよくある話で、そうなったら、先にまとめた要望に加えてください。逆に、要望に挙げていたけど、いろいろ見てみるとあまり気にしていないことが分かったという事もあります。そうやって、加筆修正を経て、本当の要望がまとまっていきます。
目で見て、その場所の空気を肌で感じて、「ここに住みたい！」と思えたらベストですね。

ご自身の要件に見合う土地が見つかっても、そのまま不動産屋に行くのはまだ早いです。土地によって、いろいろな規制が定められているため、購入したけど思い描いていた家が建てられない！という事にならないように準備しましょう。

建蔽率とは、敷地面積に対して建築面積の割合が決められている数値です。例えば、建蔽率60%となっていれば、土地の面積が100㎡だとすると、100㎡×60%＝60㎡　で、1階の面積は60㎡までとなります。
容積率とは、敷地面積に対して建築容積の割合が決められている数値です。例えば、容積率80%となっていれば、土地の面積が100㎡だとすると、100㎡×80%＝80㎡ で、2階建てなら1階2階の延べ床面積が80㎡まで、ということになります。先ほど建蔽率で求めた1階面積が60㎡なら、2階は80㎡ｰ60㎡で、20㎡までの面積で建築可能というわけです。
春日井市は建蔽率60%、容積率200%の指定が多く見受けられますが、お隣の名古屋市守山区は、建蔽率30%容積率50%という場所もあります。つまり、同じ大きさの土地でも、定められている建蔽率と容積率によって、建てられる大きさが変わってくるので注意が必要です。

建築物の規制には、高さに関するものでも道路斜線制限、隣地斜線制限、北側斜線制限、絶対高さ制限、日影規制などさまざまなものがあります。その他、風致地区といわれる良好な自然的景観を維持するために、特に必要な区域に指定されていたり、建物の敷地内で緑化を推進する必要がる緑化区域に指定されていたりすると、注意しなければいけないことが増えます。

こうなると、建築のプロである住宅会社にその土地を判断してもらうのが、手っ取り早い方法だといえます。規制の内容を踏まえた上で、要望している家の性能や間取りが叶うかどうかを確認しておくことも重要です。

そもそも土地を買うのは、望んだ家をつくるためです。では家に対する望みはどのくらいの予算になるのでしょうか。これを分かっておかないと、土地購入に充てる資金が見えてきません。
建築費用の詳細は、別のコラムをご参照ください。
■春日井市で注文住宅を建てる時の建築費用相場って？

家づくりの資金計画についても、事前に住宅会社に相談して全体像を掴んでおくことをお勧めします。

私たちは、これから家づくりをはじめる方向けに、無料の個別相談会を随時開催しております。
建物と土地の資金バランスや、住宅ローンの借入額と毎月の支払額など、ご家庭ごとの状況を伺いながら、その場でシミュレーションしながらアドバイスさせていただきます。
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