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家づくりノウハウ
公開日:2023.03.31
最終更新日:2023.04.07

春日井市の坪単価は?~そもそも坪単価ってなに?意外と知られていない坪単価の基準~

坪単価
春日井市で住宅をご検討されている皆さんへ
坪単価ってご存知ですか?ご存知ない方もいらっしゃるかと思いますので、説明させて頂くと建物の基準単価です。この坪単価とは、建てたい建物の床面積を坪数に換算して、それを坪単価で掛ける、例えば建てたい建物30坪 坪単価 70万円 30坪×70万円=2100万円 って事です。では、この単価の基準とはなんでしょうか?

①坪単価の基準
②都合の良いあいまいさ
③土地の坪単価との違い
④オプション
⑤単価罠の対策

これが今回のコラムです。家づくりに失敗しない為にもじっくり読んでみてくださいね。

目次

①坪単価の基準

色んなメーカー、あるいは工務店が自社坪単価を持っています。無くても「坪単価は?」と問いかければ、ほぼ即答で答えていただけると思います。多くの坪単価は、建物本体のみの金額になります。よって、建築費以外の土地取得費、諸経費、外構、家電、カーテン類など、費用が地域やサイズ、好みで変動しやすい物は含まれません。
>>上記の分類についての詳細は「はじめての家づくり!注文住宅を建てる時のポイント」でチェック!

②都合の良いあいまいさ

坪単価と言ってもルールや決まりがないんです。それは会社によって、標準にしている仕様が違うからです。
例えば、サッシ(窓)の網戸です。窓を開閉すれば虫が入って来たりしますよね。だから網戸は付いていて当然。しかし、会社によっては、網戸は坪単価に入っていない会社もあるんです。建築主が当たり前だと思っていても、当たり前になっていないと言う事です。なぜなら、建築主の多くは坪単価が安いと良心的だと解釈しやすく、かつ少しでも大きく建築出来る期待があるからです。
網戸張替えイラスト
 

③土地の坪単価との違い

土地には公示地価(公示価格)や基準地価、路線価といったものがあります。簡単に言えば、基準があります。多くの人が望む人気の地域は坪単価が上がります。逆に、望む人が少なければ価格は下がります。その基準がある上で、土地の利便性で個々に金額が付加価値として色付けされていきます。土地にはある一定の基準や根拠があります。
 
では建物はどうでしょうか。
建物には土地のように基準になるルールがありません。ですから、その建設会社それぞれが勝手に決めたバラバラの基準で計っていると言うことになります。それは、例えるのなら、健康ドリンクから一般的なジュースまでの原価幅の違う材料を大小様々な大きさのボトルを眺めて、どれにしようか考えている状態と同じです。コストが良いのか?、パフォーマンスが良いのか?、はたまたコストとパフォーマンスが良いのか??それくらい根拠のない単価に、皆さんは振り回されている事になるのです。
振り回される人イラスト

春日井市の土地の坪単価は?

2023年の最新公示地価で見ると、春日井市の土地の坪単価が、37万8066円/坪。全国1374市町村のランキングでは161位だそうです。前年と比較し、2.39%上昇。宅地の坪単価で見るともう少し低くなって、35万2955円/坪となっています。また、どの都市でも似た傾向があると思いますが、春日井市もJR中央本線の駅舎に近いほど地価が高い傾向にあるようです。

春日井市エリア別の地価をみると・・

ランキング1位は「松新町」71万9559円/坪、2位は「勝川」50万1873円/坪と勝川エリアが続き、次はJR春日井駅に近い「中央通り」が45万2892円/坪で3位で、平均を大きく上回っています。一方、高蔵寺エリアの「藤山台」や、春日井インターの北側に位置する「大泉寺町」は坪単価10万円台で、比較的求めやすい価格になっています。

参考:土地代データ
国土交通省から出ている地価公示を出典元として、地域別に見やすくまとめたサイトです。

④オプション

前途した様に、基準はありません。となれば、必要なものか、そうでない物か、一般的や標準と言う「当たり前」の解釈はありません。個人差、又は建設会社でまちまちだと思っていた方が良いでしょう。 では、どんな性能を標準にしているのでしょうか。
 ・建物自体のグレード
 ・設備機材のグレード
 ・含まれる物
 ・含まれない物
 それらが分かって初めて坪単価が見合っているのかが見えてきます。

⑤単価罠の対策

坪単価を知る事は、何も悪くありませんし、むしろ基準として見知りしておくのは必要でしょう。ただ、坪単価を鵜呑みにしなければ良いのです。それには、まず坪単価と諸経費と土地の取得費用に併せて【ランニングコスト】を盛り込んでください。理由は、坪単価がお値打ちな程、ランニングコストが掛かる傾向があるからです。ランニングコストには、建物の修繕費もありますが、何より大きいのは光熱費です。住宅ローンは完済すれば終わりますが、光熱費は続きます。しかも建物は必ず劣化しますから、初めは良くても、だんだん性能が落ちてきて、気付けば光熱費が年々上がっている可能性も。光熱費が少なく、劣化スピードが遅い建物で坪単価を比較すると良いでしょう。
>>坪単価だけじゃない、気になるお金の話。資金計画の考え方についてはこちら!
光熱費の請求書


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