高性能な住宅って? Part 8
こんにちは。本日は、Part 7の告知通り『ガラスをも通す放射熱』サッシ・ドアとガラスについてお話しいたします。
サッシ・ドアとガラス
皆さんが今お住まいの家の窓は、アルミ製ですか?ガラスは何枚重なっていますか?ガラス、玄関ドアに結露は発生しますか?高性能な住宅って? Part 1で住宅の悩み3位に結露がありましたね。そこにも関わってくる、断熱材に匹敵する重要な部分がサッシ・ドアであり、ガラスです。現在日本では、様々なサッシ、ドア、そしてそこにはめ込むガラスががあります。また、様々なグレードがあります。特に住宅用サッシには色も種類もグレードもあります。昔、住宅用サッシは木製でしたが、高度成長期に伴いアルミ製品が増えました。日本では特に元になる鉱石が取れる為、安定した単価も相まって普及し始めました。軽くて熱伝導率が良いアルミニウム。ご存知のモノとして、お鍋[ゆきひら鍋]などがありますね。
さて、アルミニウムは型で押し出して成形しますが、外部に見えている部分と部屋の中の部分はほぼ一体ですから、太陽熱又は外気によって簡単に伝導してしまいます。そこで生まれたのが、中にウレタンを充填したサッシですが、そもそも熱伝導が優等生のアルミにとってそれほどの効果はありませんでした。そこで、アルミという概念から考え直したのが、樹脂で出来たサッシです!樹脂は熱伝導率がアルミに比べて格段に悪い為、太陽熱や外気の影響を少なくしました。中には外側がアルミで内側が樹脂、なんて仕様のサッシもあります。続いてガラスです。素材としては、実はアルミやコンクリートより熱伝導率は低いのですが、どうしても「採光」や「透過」が必要とされるため、薄くせざるを得ず、結露がおきやすい、つまり熱を通しやすくなりますね。種類は単板ガラス(1枚)、複層ガラス(2枚)、トリプルガラス(3枚)とあります。更に複層ガラスとトリプルガラスに限ってはLowーE(低放射)であったり、アルゴンガスやクリプトンガス(空気層より対流を抑える)が中に充填されているものなどがあります。※上部イラストもご参照ください。
ここまでくると、金額も安価な仕様から、高価すぎる仕様まであります。結論整理しますね。
サッシ、ドアは、伝導、対流、放射と伝わり方に限らず全ての熱に晒されるものであり、断熱材と同じで、建物の性能に大きく関わるものなんです!だからこそあなどってはいけませんね。しかも!その証拠に結露という現象で想像できる場所は、お部屋の中のガラスか玄関ドア面だと思います。それだけガラスは特に放射に大きく影響しやすく外皮平均熱貫流率(Ua値)計算でも重要な部分になるのです。あ、外皮平均熱貫流率(Ua値)て何かって?
さて、アルミニウムは型で押し出して成形しますが、外部に見えている部分と部屋の中の部分はほぼ一体ですから、太陽熱又は外気によって簡単に伝導してしまいます。そこで生まれたのが、中にウレタンを充填したサッシですが、そもそも熱伝導が優等生のアルミにとってそれほどの効果はありませんでした。そこで、アルミという概念から考え直したのが、樹脂で出来たサッシです!樹脂は熱伝導率がアルミに比べて格段に悪い為、太陽熱や外気の影響を少なくしました。中には外側がアルミで内側が樹脂、なんて仕様のサッシもあります。続いてガラスです。素材としては、実はアルミやコンクリートより熱伝導率は低いのですが、どうしても「採光」や「透過」が必要とされるため、薄くせざるを得ず、結露がおきやすい、つまり熱を通しやすくなりますね。種類は単板ガラス(1枚)、複層ガラス(2枚)、トリプルガラス(3枚)とあります。更に複層ガラスとトリプルガラスに限ってはLowーE(低放射)であったり、アルゴンガスやクリプトンガス(空気層より対流を抑える)が中に充填されているものなどがあります。※上部イラストもご参照ください。
ここまでくると、金額も安価な仕様から、高価すぎる仕様まであります。結論整理しますね。
サッシ、ドアは、伝導、対流、放射と伝わり方に限らず全ての熱に晒されるものであり、断熱材と同じで、建物の性能に大きく関わるものなんです!だからこそあなどってはいけませんね。しかも!その証拠に結露という現象で想像できる場所は、お部屋の中のガラスか玄関ドア面だと思います。それだけガラスは特に放射に大きく影響しやすく外皮平均熱貫流率(Ua値)計算でも重要な部分になるのです。あ、外皮平均熱貫流率(Ua値)て何かって?
次回、高性能住宅って? Part 9『外皮平均熱貫流率(Ua値)』でお話しします!最後まで読んで頂きありがとうございます!
注意:この投稿は技術者、あるいはプロ建築家に向けたものではありません。