高性能な住宅って? Part 6
皆さん、こんにちは。
今回は『性能を発揮する施工』についてお話しします。
今回は『性能を発揮する施工』についてお話しします。
性能を発揮する施工
まず、これまでのおさらいをすると、入居者の悩みトップスリーは全て熱に関わる事でした。高性能な住宅って? Part 1Part2~4で熱には伝わり方が3種類あることをお伝えしました。①伝導 ②対流 ③放射
そして、それを食い止める断熱材の種類と特徴を前回。
①グラスウール・ロックウール(鉱物系ふとん型)
②ウレタンフォーム(プラスチック系吹付型・板型)
③セルロースファイバー(自然系吹込み型)
④フェノールフォーム(フェノール樹脂、板型)
高性能な住宅って? Part 5
①グラスウール・ロックウール(鉱物系ふとん型)
②ウレタンフォーム(プラスチック系吹付型・板型)
③セルロースファイバー(自然系吹込み型)
④フェノールフォーム(フェノール樹脂、板型)
高性能な住宅って? Part 5
ここまで良いでしょうか?では、本日のお題に戻ります。この断熱材の能力を発揮する施工ですが
ズバリ!!!
伝導と対流と放射をいかに食い止めるかなんです!
ズバリ!!!
伝導と対流と放射をいかに食い止めるかなんです!
あ、話が元に戻った?いえいえ、この熱の伝わり方を基に施工しなければ意味がないんです!中でも特に大きく関わるのが対流なんです!対流は、空気さえあれば起きるんでしたね?しかもエネルギーの強い方に飲み込まれてしまいます。と言う事は、外で起こった熱、発生した熱をお部屋の中に侵食しない様にするためには壁の中で、対流を食い止める必要があるんです。
ここで新たなキーワードです【熱橋】です。この熱橋は外気と室内の温度を奪う「つながる隙間」です。これは建物の至るところにあります。
例えば、基礎(コンクリート)です。コンクリートは熱を蓄える性質があります。ですから床下であろうとコンクリートを伝導し温めて、あるいは冷やしてしまい、1階の床から室内の温度を対流によって奪ってしまうのです。いえいえ、床の裏側には断熱材が貼ってあります!と言う建設会社もありますが、隙間、いわゆる熱橋があれば熱は伝わります。そう、例え1ヶ所が1ミリであろうと空気さえあれば熱は入って来てしまいます。これが床裏に何ヶ所、いや何十ヶ所、何百ヶ所あったら!?というイメージで壁や天井を想像してみてください。
↑基礎コンクリートから冷気がジワジワ床下に伝わってます。
↑躯体と基礎のほんの隙間から冷気が入り込んでます。
↑基礎に冷気が伝わりづらく隙間もないですね。
↑基礎コンクリートから冷気がジワジワ床下に伝わってます。
↑躯体と基礎のほんの隙間から冷気が入り込んでます。
↑基礎に冷気が伝わりづらく隙間もないですね。
このように隙間、いわゆる熱橋部分をなくす施工をする事が断熱能力を発揮する施工なんです!いくら性能のいい断熱材でも敷き詰めただけでは台無しですね。ただ、どうやって、その正しい施工をしたかを調べないと安心できませんね。ちゃーんとあるんです!!次回、高性能住宅って? Part 7『驚異の実証!気密測定!』お楽しみに〜♫今回も最後まで読んで戴きありがとうございます。では!
注意:この投稿は技術者、あるいはプロ建築家に向けたものではありません。